仙台~上山ツーリング(エコーライン) |
本日はgypsy-joeさんとツーリングでした。
私にとっては今季初のエコーライン越え。通算では20回くらいか?まあ、年に一度は登っておかないとどうにもスッキリしません。
ちなみに去年は2回。GWと10月の3連休に行っていたみたいです。しかも10月はDHバイクで登るという暴挙をしてしまいました。
さて本日のツーリングは
仙台→286号→すずらん峠→遠刈田→エコーライン→上山→(輪行)→仙台
といったコースを採ってみました。ちなみに帰りは輪行です。このコースは輪行をしないと150kmオーバーのツーリングになってしまいますが、輪行を組み合わせることによって約85kmのコースになりました。
ちなみにコースはこんな感じ
仙台~かみのやま温泉ルート
08:00に286号のサンクスに集合してさっそく走り始めます。釜房湖までの道は路肩も狭くトラックの通行も多いのでさっさと通過し、みちのく湖畔公園近くですずらん峠方向に左折286号を離れます。ここからは通行量も減り路肩も広いのでのんびり会話をしながら進みます。
しばらく行くと、エコーラインへの最初の難関すずらん峠が現れます。標高差は150mとこの先のエコーラインと比べてもまるで前座なのですが、意外と体力を吸い取られる峠です。ここは川崎町側の道が狭いのですが、ちょうど拡幅工事を行っていました。
■すずらん峠 拡幅工事中
そんなすずらん峠をさくっと越えると遠刈田に着きます。本日はちょっとしたお祭りのようで、マーチングバンドとこけしみこしという一風変わった組み合わせのパレードが行われていました。
遠刈田の公衆浴場の神の湯には足湯があるのですが、ちょうどお湯の入れ替え時期のようで非常に熱く浸かっていられませんでした。
■あまりの熱さに悶絶の図
足湯で英気を養った後はいよいよ本日のメイン、エコーラインへの登攀を開始します。
ちなみにエコーラインは遠刈田から県境の刈田峠まで標高差約1200m、宮城県の最高所を通る道路です(たぶん、適当です)。
宮城県民にとっても著名な道であるようで「エコーライン登ったよ、自転車で」というと皆さん一応に変態扱いをしてくれると言う、自分の立ち位置を再確認するのに非常に便利な道です。まあ、そのくらい有名な道と言うことです。ちなみに「二口峠登ったよ、自転車で」といっても殆どの人には通じません。
遠刈田から2kmほど進むと、エコーラインの入り口にある大鳥居が見えてきます。ここからいよいよ本格的なヒルクライムの開始です。
■エコーライン入り口
■地獄の一丁目への入り口
まずは不動滝と三階滝が見渡せる滝見台まで行くことに。この区間は勾配が急な為私はいきなりのインナーローです。それでもケイデンスが保てず半分以上をダンシングで進むことに。一緒に走るgypsy-joeさんはコンパクトクランク採用でインナーローは34-25T(だったかな?)なんで快適そうにペダルを回しています。ちょっとうらやましくなりましたが、エコーラインの途中に自転車屋はないのである装備だけで進んでいきます。
大鳥居から25分ほどで第一の目的地滝見台に到着。思いの外よいペースです。滝をチラッと見て、からだが冷える前にさっさと出発します。
ここからは各自のペースで登ることになりました。そうするとあっさりgypsy-joeさんがくるくるペダルを回しながら前方に消えていきました。私はというと39-25Tをごりごり踏みながら進んでいきます。もうこの辺から足が攣り始めました。正直前回のDHバイクよりきついです。
しかもこの辺から向かい風が強くなってきました。澄川スキー場を越えると賽の河原と言う吹きっ晒しの直線区間があるのですがこの区間が完全な向かい風に。時速は6km、ケイデンスは30を切ると言う事態にもう足を付いてしまおうかと何度も思いましたが、気を取り直し進んでいきます。賽の河原を抜けると駒草平という休憩場所に到着、gypsy-joeさんは10分ほど前に到着していた様子、元気です。私はと言うともう限界。ただこの先の区間は勾配も緩くなるので何とかいけるかもといった感じ。多分一人でいっていたら賽の河原の向かい風に引き返していたことでしょう。
駒草平から先の区間はちょうど紅葉が始まっていました。紅葉の写真を撮るんだという理由をつけてちょこちょこと立ち止まりながら進んでいくと、漸く蔵王ハイラインへの分岐へ到着。この道は蔵王の頂上まで続いているのですが、あいにく自転車は通行禁止。そのためこの道へは入らずに進み、県境近くにあるお釜行きリフト乗り場がサイクリストにとっての頂上になります。
分岐で待っていてくれたgypsy-joeさんと合流し、頂上のレストハウスへ。なぜか営業していませんでしたが、近くのリフト乗り場内の売店が営業していました。
ちなみに麓の大鳥居から頂上までは休憩時間も含めて2時間ほどでした。
■漸く頂上へ
ここから蔵王のお釜まではリフト(往復700円)または徒歩でいくこともできますが、足に疲労が溜まっていたことと山形側の雲行きが若干怪しいことから、上山まで一気に降りることにしました。この選択は大正解でした。
エコーラインをえんえん下り続けること20kmで漸く上山に到着します。5年ぶりくらいに山形側に下りましたが、山形側のほうが道が綺麗で上りやすいかもなあと思いました。今度いってみることにしましょう(多分来年)
上山に到着後は観光案内所(かみのやま駅構内)で情報収集し温泉に浸かってから帰ることにしました。ついでにちょうどお昼時だったので昼食をとることに。温泉への道沿いにあった「一力」というお蕎麦屋さんで昼食。私は鶏せいろ(750円)を食べましたが、おいしかったです。事前情報もなく入ったお店でしたが、帰宅後調べてみると評判のよいお店でした。評判に違わずおいしかったです。
■本日の昼食
昼食をとった後外に出てみると雨が振っていました。もしお釜を見に行っていたら、雨中にエコーラインを下るという恐怖体験をするところでした。
その後はかみのやま温泉の一番大きい共同浴場の下大湯共同浴場へ。ここは入浴料100円、髪洗料100円の共同湯。洗髪をするなんてどうやって判断するのかなと考えていたら仕組みは非常に単純。髪洗料をはらうと水道の蛇口のつまみを貸してくれるんですね。そして浴場内の蛇口はすべてつまみが取り外されているのです。
■本日の温泉
ちょっと熱い湯(42-43℃ 冬季は44℃らしい)に浸かり、エコーラインの疲れを癒した後は再び駅に戻り輪行の準備をします。温泉後に走らずに戻れるというのも輪行の醍醐味ですね。
久しぶりの輪行は不安でしたが、体が覚えていました。
■輪行中
あとはコーラをかっ喰らい、一気に仙台までワープ。峠越え・そば・温泉と充実したツーリングでございましたとさ。
■DATA
DST 85.52km
Ave. 20km/h
Cadence Ave.67
Max Speed 64km/h
HR 156bpm