地震から~ライフライン回復まで その1 |
現在、私の住む地域(仙台市街西部)は電気が復旧
水道と共にライフラインが回復しました(電化住宅なので)
まだまだ、街中にも震災の爪痕が散見されます。
食料の調達は難しいですが徐々に日常生活に戻っていこうと思います。
まだ、被害の大きな町に住む知人たちの安否が気になりますが・・・
個人的備忘録としてこれまでの流れを少々纏めたいと
3/11
この日は代休日でした
子供は保育所 妻は仙台市東部にある職場にて勤務中
3/3も過ぎいい加減この雛人形を片付けないとなあと作業を開始した時に今回の地震が発生しました
つい2日前にも震度5の地震があった仙台 発生した当初は「ああ。また地震かあ」という程度の印象でした
しかし、普段なら30秒程度でおさまるはずの揺れが今回は収まらない。かえってひどくなる揺れに、とうとうあの「宮城県沖地震」がきたのかと覚悟をしました
揺れの間隙を縫って、落下物のない居間に移動 立っていられない揺れに四つん這いになって地震が過ぎ去るのを待ちます
その間にも台所では冷蔵庫が激しく移動 その奥では電子レンジが棚ごと崩れ落ちてきました
その直後に停電がおこり、室内は真っ暗に
数分後揺れが収まり、玄関に常備してあるヘッドランプ・ヘルメット(自転車用)を装備し外へ
一番の気がかりの娘のいる保育所に自転車で向かいます
街中はブロック塀が倒れたり、窓ガラスが割れている家が数軒あるものの倒壊した家屋などはなく至って静かな雰囲気でした。この時は「ああ、そんなに大きな地震ではなかったのかな?」なんて呑気にかまえていました。
古い民家の保育所は無事
でこさんも大泣きしていましたが、元気でした。
そこで聞いたラジオの情報で、今回の地震の規模そして津波の被害が大きいと知りました
名取川河口の町、閖上が津波で消滅したという俄には信じがたい嘘のような情報でした
となると、仙台港近辺に職場がある妻の安否が気なりました
当然、携帯電話は不通
何度も何度もメールを起動させると漸く送信ができました
数時間後に妻からの返信
「無事、帰宅する」
妻の職場は津波を堰き止めた仙台東部道路より山側
なんとか津波の被災は免れたようでした
ただ、市内は停電中信号も動かず帰宅に3時間ほどかかったようでした
そして家族3人が無事に揃ったことにまずは安堵しました
押入れにあるラジオを起動させて、情報を収集します
そこで、今回の地震が未曽有の大災害で有ることを知ったのでした。
家があり家族全員が揃うという事。それだけでも我々は幸せでした・・・