RMB Slayer SXC LADIES ONLY その1 (組立て編) |
購入に際しての条件は
・梱包状態での発送
・組立て、検品は自分で
だったので、いろいろやることがあります。
でもメーカー発送状態から組み上げるのは初めての経験なので、不安よりも期待の方が大きかったです。
早速、開封してみるとSlayerは後輪のみ装着、フロントフォークがはずされていた状態で梱包されていました。フォークを取り付けハンドル周りをセッティングすればすぐ乗れる状態でした。
■梱包状態(これしか写真を撮っていないことに気づいた)
しかし、様々なshopのHPではメーカー直送状態で組むのはグリスが足りなかったりといろいろな問題が出るみたいなので、ひとまず完全分解してから組立てます。
先ずはフレーム回りの確認、傷や凹みはありませんでした。次はリアサスまわりの点検。ユニットを外してリンク周りのガタを見ましたがこれも問題なし。
ホイールはMAVICのCROSSRIDEがついていましたので、早速センター出しをするべくセンターゲージを取り出しましたが、センターは問題なし。スポークのテンションもほぼ一定でした。センターが出ていることを確認したのでホイールを再度フレームに嵌めるとフレームの中央に入りました。よってフレームのセンターも出ていることも確認できました。
フロント廻りも同様に点検し問題ないことがわかったので。分解に入ります。
ヘッドパーツを外し、ヘッドチューブを確認してみるとこの部分はしっかり塗装部分は切削されていました。もう一度ヘッドパーツを圧入して、まったく入っていなかったグリスを詰め込みます。
お次はBB。これが凄いオーバートルクで締付けられており取り外すのに一苦労でした。
クランク軸、BBシェル内にも殆どグリスは入っておらず、これを再充填した後に手持ちの旧型XTのクランクに交換。BBシェルのねじ山、取り付け面もきちんと処理されており
この辺はさすがRockymountainといったところでしょうか。(フレームに処理した人のサインが書いてあったりします。うれしい配慮です。QCの一環なのでしょう)
Slayerは変速系がFDを除いてSRAMとRacefaceで構成されていたので、分解がてら手持ちのShimanoに換えていきます。SRAMには申し訳ないのですが、今回の購入資金の一部になってもらうことにしました。ただしチェーンは流用します、SRAMのチェーンはPowerlinkのおかげで工具要らずで切り離せるので掃除のときに便利なのです。
同様にディスクブレーキもAvidからShimanoに変更。これ以上パッドやエア抜き工具を増やしたくないので、こちらも購入資金に廻ってもらいます。Avidのディスクブレーキにも若干興味があったので、多少後ろ髪をひかれましたが心を鬼にして交換です。
ホイールとサスは9mmでいくのか20mmアクスルにするのか決めかねていたので、ひとまずMavicを使わずに手持ちのホイール(詳細不明)を使います。サスはとりあえずそのまま使って、この1ヶ月の内にどちらにするか決めましょう。
なんやかんやとやって、完成したのは5時間後でした。
たぶん、箱から出してそのまま組めば30分と掛からなかったでしょう。
でも、今回の出来事は非常に貴重な経験でした。
完成車を購入するときに、自転車店が何処まで手を入れてくれるかによって物としての出来は大きく変わるのだなあということを実感できました。普通に買った場合はフレームの芯やグリスの有無等、外見からは判断できません。このようなことを確認してくれるのは自転車店の仕事になります。で、このような点検をしながら組み立てていと、ただ単に箱から出して組み上げるより何倍もの時間(=人件費)が掛かりることも実感できました。そういうことを含めて価格だけではなく中身を含めて自転車店選びは難しいなあなんて思ったりしました。