RR台座にディスクブレーキを取り付け編 |
RR台座への福音となるか?
もう一度、KLEINのフレームのディスクブレーキマウント周辺を見てみましょう。
■こうなっています
チェーンステイとシートステイに挟まれた狭いところに、RR台座がついています。
※RR台座=22mmパラレルマウント
■Hayes取り付け状態
そこに、HayesのRRキャリパーを取り付けると狭いスペースに見事に収まりますが、この規格は競争に負けて、Hayesも現在は生産中止です(たぶん)。
■で、解決法
このような変換アダプターを取り付けると、インターナショナルSTDのキャリパーが取り付けられます。ただし、ローター径が+20mmに。リアに160mmローターを取り付けたい場合は、フロント用キャリパー(=リア140mmローター用キャリパー)を取り付ける必要があります
ただし、取り付け場所が狭いのでシマノならBR-M555くらいしか入りませんが、これも古いモデルで入手性が悪そうです(下画像左)
引用元:http://www.cb-asahi.co.jp/html/size/disk-manual.html
そこで、先日のアダプタの登場です。
文章では説明し辛いので画像をご覧下さい
こうなります
チェーンステイ上の台座を延長して、シートステイ上にブレーキマウントを移動させ、最近主流のポストマウントタイプのキャリパーをアダプタ無しで固定できます(160mmローター使用の場合)
実際にブレーキを取り付けてみます
アダプタ自体にねじ山が切っていないのでボルトとナットを使用してキャリパーを固定しました。
するとこのような位置関係になります。ただ、ブレーキでの緩みを考えるとダブルナットで固定した方がよいかもしれません。
ちょっとパッドとローターの接触面積が少ない気がしますが、これがアダプターの個体差なのか、製品上の誤差なのかは分かりません。ついでにここまでアダプターで延長すると、アダプタ自体の強度なども気になりますがこればかりは試してみないと分かりませんので人柱精神で頑張る事にします。
今回は仮付けですので、後日使用感などを記事にする予定です。
注意点ですが、アダプタとシートステイの隙間は狭いので他のフレームによっては干渉などが起こるかもしれません。今回使用したフレームはKLEIN Attitude Sサイズ 2001モデル になります。
気になった方は
「B&S Rear Parallel Mount Adapter - Post Mount Calipers」で検索してください。ebayや海外のお店が出てくると思います。大体$30くらいです。
a2zのAD-PMRも「B&S * Rear Parallel Mount Adapter」という名前で売られています。
*には任意の色が入ります
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